2022年03月18日

学校外の学びの場『フリースクールスタッフとして』

僕は普段、フリースクール「ヒューマン・ハーバー」のスタッフとして、
子ども達と一緒に色々な活動をして過ごしています。

ゲームが好きな子、絵を描くのが好きな子、体を動かすのが好きな子、
音楽が好きな子、十人十色とことわざにもあるように、
ヒューマン・ハーバーに来ている子達は好きなことや考え方や
感性、年齢など、それぞれ違っていますが、お互いを尊重しながら
楽しく毎日を過ごしています。

学校という決められたルールの中、同じスケジュールで毎日を
過ごしている子ども達にとって、人と違う考えや行動をすることは、
集団の輪を乱したり、孤立してしまうことになり不安を抱えます。
『みんなと一緒』の行動をすると安心するのでしょうね。
今の学校システムでは、残念ながら1人1人に合った教育というのは難しそうです。

学校以外にも、子どもが安心して学び生活できる居場所がたくさんでき、
子ども達が自分で選択できるような社会になりつつあるようです。
僕自身も中学から学校には行けなくなり、凄く苦しんだので、
現在学校に行っていない、行けない子の気持ちがよく分かります。

一言で不登校と言っても、全員がイジメが原因で学校に行けなくなった訳でもなく、
それこそ1人1人理由や原因が違います。
親や大人は『義務教育』という言葉を武器に、子どもに中学校までは行かないと
法律違反だと言い、無理やり学校に行かせようとしますが、義務教育とはなんでしょうか?
憲法には『子どもには教育を受ける権利がある』だけで、学校に行かなければならないとは
書かれていません。実は学校に行って教育を受けるかどうかを、子ども自身が選択できる権利なのです。
子どもが学校に行きたいのに親が学校に行かせない場合は憲法違反となります。
僕自身もきよっぺ(ヒューマン・ハーバー主宰の愛称)と出会うまでは、
義務教育とは学校に行かなければいけないものだと思っていました。
もっと早くに義務教育についての知識があれば、それだけでも楽になれただろうなと思います。


学校外の学びの場『フリースクールスタッフとして』